2018年4月22日(日) 晴れ 28℃
奈良国博『春日大社の全て』のチケットをいただいたので母と行ってきました。
(パンフレット)
9時頃に母と千里中央で待ち合わせ、メトロ、近鉄を乗り継ぎ、近鉄奈良駅へ
11時前、奈良国立博物館に
奈良国立博物館は1895年(明治28年)、興福寺旧境内に帝国奈良博物館として開館した。
仏教美術を中心とした文化財の収集、保管、研究、展示を行うとともに、講演会や出版活動などを通じた普及活動を行うことを主たる活動内容としている。
こちらは、東新館で平成9年(1997)に完成。基本設計は西新館と同じく吉村順三(よしむらじゅんぞう)で、西新館とは中央エントランスホールで連結されている。
(HP)神護景雲2年(768)に、平城京の東郊、御蓋山(みかさやま)の西麓に位置する現在の場所に建立された春日大社は、本年創建より1250年を迎えます。
本展覧会では、平城京の鎮護として創建され、藤原氏の氏の社として発展し、朝廷から庶民に至るまで広く信仰を集めた春日大社の歴史をたどり、多くの社宝や関連作品により、その全容を示します。
かつて春日大社の東西塔の建っていた、ゆかりの地である奈良国立博物館で、悠久の歴史と信仰の育んだ美の世界に浸っていただければ幸いです。
展示されている者は、国宝オンパレード
古神宝類の数々、数多の奉納品、創建当初の縁起に関わる鹿島や香取の宝物、等々
国宝57件、国重要文化財47件を含む224件が展示されている
撮影禁止なので、ネットからいくつか
赤糸威大鎧(竹虎雀飾)
鼉太鼓(左方・龍)
春日鹿曼荼羅
金地螺鈿毛抜形太刀
本日、録画していたのですがこの太刀の復元模造についてNHKで放送(再)がありました。
猫が描かれています。
猫好きの藤原頼長の寄進と言います。大河清盛では、山本耕史が怪演していましたね
ため息が出ます
春日大社には国宝に指定されたたくさんの古神宝が伝わり、その数の多さや水準の高さから「平安の正倉院」と称される、そうです。
中でも興味を持ったのは、神仏習合です。
本地垂迹説に基づいて中世には春日大社の祭神にも本地仏が当てられ、春日信仰は仏教徒習合して発展しました。神と仏の織りなす美と信仰の世界が、本地仏の仏像や絵画、舎利容器などの工芸品を通じて紹介されている。
春日宮曼荼羅
85歳と高齢の母と一緒なので、さっと見るだけかなと思っていたら、さにあらず。
母もとても熱心に、展示品に見入り、途中何度か休憩をはさむも、4時間近く観覧していたかな。
いや~、来たかいがあったというものです
軽食をはさみ、次は仏像館に
なら仏像館は、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含む常時100体近くの仏像を展示する、国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示施設と言われる
この建物は、明治27年(1894)に完成した、奈良で最初の本格的洋風建築。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっている。玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれ、明治中期の欧風建築として代表的なものです。昭和44年 (1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定されました。
平成22年(2010)に「なら仏像館」と名称を変え、仏像専門の展示施設として再スタートし、平成28年4月には、展示室を大幅に改装し、リニューアルオープン。
正面から(HP)
こちらはおまけかな、と思っていたけど、否
室生寺の釈迦如来座像が見れたのは感激(パンフ左上)
ただ今、弥勒堂修復中ということで、弥勒菩薩共々、こちらに預けられています
写真家土門拳は,この釈迦如来は「日本一の美男子のほとけ」と言っている
他にも、秋篠寺、浄土寺、妙法院の仏様たちが微笑んでおられました。
確かにお寺で見る仏様が一番なのですが、なかなか拝観できない。
このように、ガラスケース越しでなく直に拝めるのは、なんとありがたいことなのでしょうか。
(これは、3月に東博で仁和寺展を見た時も思いました)
また、明王・天部のコーナーなるものもあり、勝尾寺の八天で勉強したばかりなので興味深かった
本当は、春日大社にも行き、拝観したかったのだが、すでに5時過ぎ。
特に、砂ずりの藤が見頃だろうか(ネットより)
帰り道、興福寺を通ります 昨秋、しっかり訪れました
五重塔
今年秋落慶予定の中金堂
東金堂
北円堂
南円堂
西国33所札所第九番 御詠歌は、「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲」
ここにも鹿の模様 興福寺と春日大社は深~いつながりがあるのです
南円堂の横に藤 南都八景の一つ
向かって左にも藤棚 八重の藤でしょうか
鹿さんがお見送り
奈良駅到着 行基さんが佇んでおられます
じっくり、まったり、国博で鑑賞いたしました。
充実した一日でした
ありがとうございました
(後日談)
春日神社は、「春日」を社名に持ち春日神を祭神とする神社。 全国に約1,000社あり、春日大社を総本社とする。
私が毎朝、ラジオ体操の後、一番に行くのが小野原の春日神社
平安時代に、この辺りは藤原摂関家の「垂水東牧(たるみのひがしまき)」と呼ばれた広大な荘園の一部であった関係で藤原氏の氏神である春日神社が多い。旧豊川村のうち現箕面市内の小野原、粟生新家、粟生間谷、現茨木市内の清水、豊川にそれぞれ春日神社がある。
元は榊輪神社と言ったが春日神社に変わったようだ
扁額は春日大社の花山云々の筆による
奈良国博『春日大社の全て』のチケットをいただいたので母と行ってきました。
(パンフレット)
9時頃に母と千里中央で待ち合わせ、メトロ、近鉄を乗り継ぎ、近鉄奈良駅へ
11時前、奈良国立博物館に
奈良国立博物館は1895年(明治28年)、興福寺旧境内に帝国奈良博物館として開館した。
仏教美術を中心とした文化財の収集、保管、研究、展示を行うとともに、講演会や出版活動などを通じた普及活動を行うことを主たる活動内容としている。
こちらは、東新館で平成9年(1997)に完成。基本設計は西新館と同じく吉村順三(よしむらじゅんぞう)で、西新館とは中央エントランスホールで連結されている。
新館入口の「奈良国立博物館」の文字は、聖武天皇筆「雑集」から集字したもの。
(HP)神護景雲2年(768)に、平城京の東郊、御蓋山(みかさやま)の西麓に位置する現在の場所に建立された春日大社は、本年創建より1250年を迎えます。
本展覧会では、平城京の鎮護として創建され、藤原氏の氏の社として発展し、朝廷から庶民に至るまで広く信仰を集めた春日大社の歴史をたどり、多くの社宝や関連作品により、その全容を示します。
かつて春日大社の東西塔の建っていた、ゆかりの地である奈良国立博物館で、悠久の歴史と信仰の育んだ美の世界に浸っていただければ幸いです。
展示されている者は、国宝オンパレード
古神宝類の数々、数多の奉納品、創建当初の縁起に関わる鹿島や香取の宝物、等々
国宝57件、国重要文化財47件を含む224件が展示されている
撮影禁止なので、ネットからいくつか
赤糸威大鎧(竹虎雀飾)
鼉太鼓(左方・龍)
春日鹿曼荼羅
金地螺鈿毛抜形太刀
本日、録画していたのですがこの太刀の復元模造についてNHKで放送(再)がありました。
猫が描かれています。
猫好きの藤原頼長の寄進と言います。大河清盛では、山本耕史が怪演していましたね
ため息が出ます
春日大社には国宝に指定されたたくさんの古神宝が伝わり、その数の多さや水準の高さから「平安の正倉院」と称される、そうです。
中でも興味を持ったのは、神仏習合です。
本地垂迹説に基づいて中世には春日大社の祭神にも本地仏が当てられ、春日信仰は仏教徒習合して発展しました。神と仏の織りなす美と信仰の世界が、本地仏の仏像や絵画、舎利容器などの工芸品を通じて紹介されている。
春日宮曼荼羅
85歳と高齢の母と一緒なので、さっと見るだけかなと思っていたら、さにあらず。
母もとても熱心に、展示品に見入り、途中何度か休憩をはさむも、4時間近く観覧していたかな。
いや~、来たかいがあったというものです
軽食をはさみ、次は仏像館に
なら仏像館は、飛鳥時代から鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財を含む常時100体近くの仏像を展示する、国内の博物館では、もっとも充実した仏像の展示施設と言われる
この建物は、明治27年(1894)に完成した、奈良で最初の本格的洋風建築。設計は、当時宮内省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)によるもので、フレンチルネサンス高揚期の様式をとっている。玄関まわりの装飾は意匠的にすぐれ、明治中期の欧風建築として代表的なものです。昭和44年 (1969)に「旧帝国奈良博物館本館」として重要文化財に指定されました。
平成22年(2010)に「なら仏像館」と名称を変え、仏像専門の展示施設として再スタートし、平成28年4月には、展示室を大幅に改装し、リニューアルオープン。
正面から(HP)
こちらはおまけかな、と思っていたけど、否
室生寺の釈迦如来座像が見れたのは感激(パンフ左上)
ただ今、弥勒堂修復中ということで、弥勒菩薩共々、こちらに預けられています
写真家土門拳は,この釈迦如来は「日本一の美男子のほとけ」と言っている
他にも、秋篠寺、浄土寺、妙法院の仏様たちが微笑んでおられました。
確かにお寺で見る仏様が一番なのですが、なかなか拝観できない。
このように、ガラスケース越しでなく直に拝めるのは、なんとありがたいことなのでしょうか。
(これは、3月に東博で仁和寺展を見た時も思いました)
また、明王・天部のコーナーなるものもあり、勝尾寺の八天で勉強したばかりなので興味深かった
本当は、春日大社にも行き、拝観したかったのだが、すでに5時過ぎ。
特に、砂ずりの藤が見頃だろうか(ネットより)
帰り道、興福寺を通ります 昨秋、しっかり訪れました
五重塔
今年秋落慶予定の中金堂
東金堂
北円堂
南円堂
西国33所札所第九番 御詠歌は、「春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲」
ここにも鹿の模様 興福寺と春日大社は深~いつながりがあるのです
南円堂の横に藤 南都八景の一つ
向かって左にも藤棚 八重の藤でしょうか
鹿さんがお見送り
奈良駅到着 行基さんが佇んでおられます
じっくり、まったり、国博で鑑賞いたしました。
充実した一日でした
ありがとうございました
(後日談)
春日神社は、「春日」を社名に持ち春日神を祭神とする神社。 全国に約1,000社あり、春日大社を総本社とする。
私が毎朝、ラジオ体操の後、一番に行くのが小野原の春日神社
平安時代に、この辺りは藤原摂関家の「垂水東牧(たるみのひがしまき)」と呼ばれた広大な荘園の一部であった関係で藤原氏の氏神である春日神社が多い。旧豊川村のうち現箕面市内の小野原、粟生新家、粟生間谷、現茨木市内の清水、豊川にそれぞれ春日神社がある。
元は榊輪神社と言ったが春日神社に変わったようだ
扁額は春日大社の花山云々の筆による
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