2017年6月18日(日)曇り


滋賀県近江八幡市の琵琶湖畔にある長命寺を訪れました。
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長命寺は、西国三十三所観音霊場の第三十一番札所で、その名の通り延命長寿の御利益があるお寺です。
かつての巡礼者は、三十番札所の竹生島宝厳寺から船で長命寺に参詣した。

長命寺は武内宿禰たけのうちのすくねの長寿霊験にちなんだお寺です。
武内宿禰は、初期の大和朝廷に仕えた大臣で、なんと300歳以上も生き、6代の天皇に仕えたといいます。
『古事記』『日本書紀』に記される第12代天皇 景行天皇の頃、武内宿禰はこの地を開き、柳の大木に「寿命長遠所願成就」と刻んで祈ったのだそうです。
それが長命寺の原点なんですね。
そして後の第33代推古天皇の時代に、聖徳太子がその古木を見つけ、刻まれた寿命長遠の文字を見ていると、そこに白髪の老翁が現れ、
「この霊木で仏像を刻み、その像を安置する伽藍を建立せよ」
というので、この柳の霊木で十一面千手観音を刻み、一寸八分の聖観音を体内に納め、七堂伽藍を建立したのがこのお寺のはじまりです。
その際に、武内宿禰の長寿霊験にちなんで、長命寺と名付けられたのだそうです。
長命寺は、聖徳太子以来、歴代天皇の信仰の厚いお寺で、天智天皇はこのお寺を勅願所と定められたり、後深草上皇は蒙古襲来の時にここで敵国調伏の祈願をされています。
そして、近江国の守護であった佐々木氏の庇護のもとに発展した後、足利義満は将軍代々の祈願所にし、この地を支配した戦国武将たちも、武運を祈る寺としたので、それによって栄えた経緯があります。

境内は標高332メートルの長命寺山の中腹に位置し、
808段のきつい石段を上ります。駐車場は湖岸に10台ほどありますが、実は山上にも駐車場があって、そこからだと境内まで100段ほどでいけます。今日は石段を上ります

     ここからスタート
       

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  6丁(約700m)
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  なかなか急坂、険しいです。゜゜(´□`。)°゜。
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  途中には変わった鳥居?
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  まだ、4丁?
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  不動明王
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  ここですね、寺まですぐの駐車場は
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  あと少し
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  アジサイの名所でもありますが、まだ早い?
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  立派な本堂がお出迎え
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  ここで振り返ってみると、ちょっとだけ絶景 曇ってますが
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  三重塔
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  天正十七年から慶長二年にかけて再建、比較的遺構の少ない貴重な桃山時代の塔として重要文化財に指定こけら葺きで全面丹塗(にぬり)
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  閼伽井堂
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 護摩堂(重要文化財) - 宝形造、檜皮葺き、方三間の小堂。屋根上の露盤の銘から慶長11年の建立
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  これは何?
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  本堂(重要文化財) - 入母屋造、檜皮葺き
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  本尊は「千手十一面聖観世音菩薩三尊一体」、つまり、千手観音十一面観音聖観音の3体。本堂内陣の厨子には、中央に千手観音像、向かって右に十一面観音像、左に聖観音像が安置されている。
(いずれも重文、秘仏)

  紅葉の季節はきれいだろうな
   
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  三仏堂、奥は護法権現社拝殿
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  三仏堂 - 入母屋造、檜皮葺き、丹塗の堂。永禄年間(16世紀半ば)頃の建立と推定されるが、江戸時代の寛政5年(1793年)に改造されている。堂内に釈迦・阿弥陀・薬師の三仏(いずれも立像)を安置。
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  護法権現社 - 三仏堂の西に、短い渡り廊下を経て護法権現社の拝殿がある。拝殿は入母屋造檜皮葺きで、隣の三仏堂と同じく永禄8年(1565年)頃の建立と推定される。
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  護法権現社本殿は一間社流造で江戸時代後期の建立。長命寺の草創説話にかかわる武内宿禰を祀る。
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  奥の方に行くとアジサイが
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  太郎坊権現社 
階段の上に本殿があって、下には拝殿があるのですが、本殿のまわりには巨大な岩石がごろごろ
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  太郎坊権現社 -長命寺の総鎮守で、ここに祀られる太郎坊とは大天狗の名で、寺の縁起によれば、後奈良天皇の時代に寺にいた普門坊なる超人的力をもった僧が、寺を守護するため大天狗に変じたものという
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  普門坊は京都の愛宕山に移り住んだことがあるのですが、そこで長命寺を懐かしく思い、近くにあった大岩を投げ飛ばし、長命寺の境内に突きささったという逸話が残されています。その岩が、下の写真の拝殿の横にある「飛来石」です。そんな普門坊は、仏法繁昌伽藍鎮護のために大天狗となったので、長命寺では祠を建て、一山鎮護の霊神「太郎坊大権現」と仰いだのだそうです

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  額縁のよう
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友人の画伯によると、この寺の絵になるポイントは西側の一段高い位置から東側を眺め、
  本堂、三仏堂、護法権現社の屋根が縦に重なりあい、屋根のバランスと一番奥の三重塔が景観を引き締めているところ、らしい  ぼけたな
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  • 如法行堂 - 勝運将軍地蔵尊・智恵文殊菩薩・福徳庚申尊安置
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  鐘楼(重要文化財) -入母屋造、檜皮葺き、重層、袴腰付きの鐘楼。上棟式の際に用いられた木槌に慶長13年(1608年)の銘があり、建立年次が判明する。内部の梵鐘は中世にさかのぼるものである

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  ここにも巨岩が 
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  他にも巨石がゴロゴロしていて、山岳信仰・磐座信仰の場として崇められていたと考えられます。

  登ってきた石段を降ります 下りは気を付けましょう
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お疲れ様でした

  御朱印

 
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なお、今回の記事は、長命寺wikiと寺社巡り.com http://www.jisyameguri.com/chiiki/shiga/chomeiji/ をとても参考にさせていただきました